スマホがあるのが当たり前になった今、私たちは毎日、ニュースを見たり、写真を撮ったり、誰かと連絡を取ったりしています。
とても便利な道具ですが、令和8年熊本地震をきっかけに、「スマホがなかった頃は、何をして楽しんでいたんだろう」と考えてみました。
気象庁によると、2026年7月28日に熊本県熊本地方でマグニチュード7.1、最大震度7の地震が発生し、その後も地震活動が続いています。
便利なスマホを否定するつもりはありません。
ただ、電気や通信が思うように使えない状況を考えると、昔の楽しみには、今だからこそ見直したいものがあるように思います。
テレビを見るだけでも楽しかったあの頃
今は動画配信サービスを開けば、好きな番組を好きな時間に見ることができます。
昔はそうはいきませんでした。
見たいテレビ番組があれば、その時間まで待つしかありません。
だからこそ、「今日は何があるかな」とテレビ欄を見ること自体が楽しみでした。
映画や音楽番組の日には、家族でテレビの前に集まることもありました。
録画して後から見るというより、「今、この時間をみんなで楽しむ」という感覚があったように思います。
たまにはスマホを置いて、決まった時間にテレビを見るだけでも、少し懐かしい気持ちになれそうです。
写真は「撮ったら終わり」ではなかった
スマホなら、気になった景色を何枚でも撮影できます。
昔はフィルムの枚数を気にしながら、一枚一枚、大切に撮っていました。
旅行から帰ると、写真ができ上がるまで少し時間がかかります。
そしてアルバムを開き、「このときは楽しかったな」と家族で思い出を話します。
今なら、スマホの写真を整理して、気に入ったものを数枚だけ印刷してみるのも良さそうです。
写真を撮ることより、写真を見ながら思い出を語る時間を大切にしてみたいものです。
スマホがなくても楽しめるものは意外と多い
地震などで通信環境が不安定になったとき、スマホだけに頼らない過ごし方を知っておくことは安心にもつながります。
本を読む。
新聞を読む。
ラジオを聴く。
家族と話す。
散歩をする。
昔好きだった音楽をCDで聴く。
将棋やトランプをする。
どれも特別な準備をしなくても楽しめます。
特にラジオや紙の地図、懐中電灯など、電池や電源を確認しておきたい道具は、普段から使い方を知っておくと安心です。
防災をきっかけに、「スマホがなくても半日くらい楽しめる生活」を考えてみるのも悪くありません。
「何もしない時間」が心地よかった
スマホがなかった頃は、待ち時間にスマホを見ることもありませんでした。
電車を待ちながらぼんやりする。
喫茶店でコーヒーを飲みながら外を見る。
旅行先で道に迷い、地図を見ながら歩く。
今思えば、そんな少し不便な時間にも楽しさがありました。
何もしていないようで、頭の中ではいろいろなことを考えていたのかもしれません。
50代、60代になると、仕事や家族、お金のことなど、考えることが増えます。
だからこそ、スマホから少し離れて、何もしない時間を意識して作ることにも意味があると思います。
地震をきっかけに、便利さだけを追いかけない暮らしへ
令和8年熊本地震は、普段は当たり前だと思っている電気、通信、交通などのありがたさを考えるきっかけになりました。
便利なものは、もちろん便利です。
スマホも、災害時の情報収集や家族との連絡など、大切な役割があります。
だから「スマホを使わない生活に戻ろう」という話ではありません。
便利なものを上手に使いながら、それが使えないときにも楽しめる自分でいることが大切なのだと思います。
まずは休日の1時間だけ、スマホを置いてみようと思います。
昔好きだった音楽を聴く。
本を読む。
写真を整理する。
近所をゆっくり歩く。
家族とくだらない話をする。
そんな小さなことから始めてみます。
便利になった今だからこそ、昔の楽しみをもう一度取り戻す。
それは、少し不便で、案外ぜいたくな時間なのかもしれません。
