人生は、いつまでも予定通りに進むとは限りません。
そう感じさせられたのが、令和8年熊本地震でした。
地震をきっかけに、普段は当たり前だと思っていた暮らしや、これから先の人生について考える機会が増えました。
特に強く感じたのが、「老後の楽しみは、老後になってから考えればいいのだろうか」ということです。
お金の準備も大切ですが、それと同じくらい「何をして楽しむか」を今から考えておくことも大切なのではないでしょうか。
「いつかやろう」は、意外とやってこない
50代を過ぎると、「仕事を辞めたら旅行をしよう」「時間ができたら趣味を始めよう」と考えることがあります。
私も、そんなふうに考えてしまいがちです。
でも、地震のような突然の出来事が起きると、「当たり前の日常は当たり前ではない」と気づかされます。
明日も同じように過ごせるとは限りません。
だからといって、将来のための貯蓄をやめたり、無計画にお金を使ったりする必要はありません。
大切なのは、「いつか」だけに楽しみを預けないことだと思います。
今できる小さな楽しみを、一つずつ増やしておく。
それだけでも、これからの人生は少し違って見えてくるのではないでしょうか。
老後の楽しみは「お金がかからないこと」から探してみる
老後の楽しみというと、旅行や趣味など、ある程度お金が必要なものを思い浮かべます。
もちろん旅行は楽しいものですが、楽しみはそれだけではありません。
例えば、朝の散歩をする。
少し遠くの公園まで出かける。
図書館で本を読む。
昔好きだった映画を見る。
昔の音楽を聴く。
家族とゆっくり食事をする。
こうしたことなら、大きなお金をかけなくても楽しめます。
特に50代以降は、「お金をたくさん使う楽しみ」だけではなく、「時間をゆっくり使う楽しみ」を見つけておくといいのではないでしょうか。
老後になってから突然趣味を探すより、今のうちから「これは楽しい」と思えるものをいくつか見つけておく。
それが将来の自分へのプレゼントになる気がします。
旅行は「いつか」ではなく、小さな旅から
旅行が好きなら、今から少しずつ行きたい場所を考えておくのもいいと思います。
「定年したら日本一周したい」という大きな目標もいいですが、まずは日帰り旅行でも十分です。
隣の県へ電車で行ってみる。
行ったことのない神社を訪ねてみる。
知らない町で名物を食べてみる。
こうした小さな旅を重ねていると、「次はここへ行ってみよう」という新しい楽しみが生まれます。
そして、旅の思い出は物として残らなくても、心の中に残ります。
家族との旅行や、一人で訪れた場所など、後から振り返ると大切な思い出になるものです。
「やりたいことリスト」を今から作ってみる
これからやってみたいことを、紙やスマートフォンに書き出してみるのもおすすめです。
例えば、
・行ってみたい場所を10か所書く。
・見てみたい映画を5本選ぶ。
・昔好きだった音楽を聴き直す。
・新しい趣味を一つ始める。
・家族と行きたい場所を考える。
・一人で気ままに旅をしてみる。
この程度で十分です。
ポイントは、「大きな夢」だけを書かないことです。
「近所の温泉に行く」「少し高いランチを食べる」といった小さな楽しみも入れておきます。
そうすると、忙しい毎日の中でも「次はこれをやってみよう」と思えるようになります。
熊本地震をきっかけに、今日を少し大切にしたい
災害は、私たちにいろいろなことを考えさせます。
普段の生活では気づかなかったことや、先延ばしにしていたことが、急に身近な問題として感じられることもあります。
だから私は、老後のために準備することと、今を楽しむことを両立させたいと思います。
将来のお金を準備する。
健康にも気をつける。
そして、今できる楽しみも少しずつ増やしていく。
人生は、老後になってから始まるものではありません。
今日も人生の一日です。
「退職したら」「時間ができたら」「お金に余裕ができたら」と先送りするのではなく、今できる小さな楽しみを一つ見つけてみる。
令和8年熊本地震をきっかけに、そんなことを考えるようになりました。
これから先、どんなことが起きるかは誰にも分かりません。
だからこそ、やりたいことを全部後回しにするのではなく、できることから少しずつ始めてみたいと思います。
老後を楽しむ準備は、老後になってからではなく、
今日から始めてもいいのではないでしょうか。
