年齢を重ねるにつれて、「昔は平気だったのに最近しんどい…」と感じることが増えてきました。
私も日々、健康に気をつけようと思いながら、つい習慣で続けてしまうことが多かったのですが、「これは思い切ってやめてみよう」と決めたことがいくつかあります。
すると、意外なほど体も心も軽くなり、暮らしが楽になったんです。
今日はその記録を、同じ50代以上の方へ向けてまとめてみました。
スマホを枕元に置くのをやめてみた
夜、ついスマホを手にしてしまう…そんな習慣がずっと続いていました。
気がつけば寝る直前まで画面を見てしまい、翌朝はなんとなく眠りが浅い。
これを「やめてみよう」と思い立ち、枕元に置くのをやめて、リビングの棚に置いて寝るようにしました。
すると不思議なもので、気持ちがすっと落ち着くようになり、寝つきがよくなりました。
翌朝の目覚めも軽くなって、「こんなに変わるものか」と驚いたほどです。
夜にスマホを見ないだけで、想像以上に心が休まるものなんですね。
無理に完璧を目指すのをやめてみた
A型で真面目な性格のせいか、「ちゃんとやらないと」「失敗しないように」と、つい力んでしまう癖があります。
会社でも家庭でも、いつの間にか自分でハードルを上げ、息苦しくなっていることに気づきました。
そこで最近は「まあ、これでいいのだ」と思うように心がけています。
完璧じゃなくていい、できなかった日は明日やればいい。
そう思えるようになると、肩の力が抜けて、毎日がずいぶん楽になります。
完璧を目指すのをやめると、自分を責める回数もぐっと減りました。
無理やり運動するのをやめてみた
健康のために運動しないといけない、頭ではわかっているのですが、気が向かない日に無理に歩いたり走ったりすると、それだけでストレスになっていました。
「運動=義務」になっていた気がします。
そこで最近は、気分が乗った時だけ軽く散歩するスタイルにしてみました。
無理をしない分、続けやすくなり、結果として歩く時間が自然と増えてきました。
公園の景色を眺めたり、季節の変化を感じたりするだけで、気持ちが穏やかになります。強制しないほうが、かえって体が動いてくれるものですね。
なんでも自分で背負うのをやめてみた
長年働いていると、頼られることが増えます。
家でも職場でも「自分がやらなきゃ」と思いがちですが、それが知らないうちに負担になっていました。
だから最近は、できないことは素直にできないと言うようにしています。
家族にも「お願い」と頼んだり、職場でも周りに任せたりするようにしました。
人に頼るのは悪いことじゃなくて、むしろ関係を良くするきっかけにもなるんだと感じています。
やめるだけで、人生はもっと軽くなる
やめたことはどれも大したものではありませんが、どれも確かな変化をもたらしてくれました。
年齢を重ねるほど、新しく始めるより「やめてみる」ほうが効果を感じやすいのかもしれません。
これからも、無理なく続けられる“やめる習慣”を増やしていきたいと思っています。
もし同じように「なんだか最近疲れやすい」と感じている方がいたら、身近なことからひとつ手放してみるのもいいかもしれません。
きっと、今よりもっと軽やかな毎日が待っているはずです。

