最近、大手企業の「希望退職」のニュースをよく目にします。
社会全体の変化を象徴するような話題であり、シニア世代にとっても他人事ではありません。
私自身もこのニュースをきっかけに、自分のこれからの人生設計や働き方について改めて考える機会となりました。
この記事では、私が感じたことやこれから取り組んでみたいことをまとめてみます。
希望退職という言葉に感じる重み
希望退職と聞くと、一見「自分で選べる退職」という前向きな響きがあります。
しかし現実には、会社の事情によって促されるケースが多く、受け止め方によっては「リストラ」に近い印象を持つ人もいるでしょう。
私もニュースを見ながら、「もし自分がその立場だったら?」と考えました。
家族や老後の生活、年金のこと、再就職の可能性…どれも軽くは考えられないテーマです。
ただ一方で、「新しい人生のスタートライン」として捉えることもできるのではないかと思いました。
これまで培ってきた経験をどう活かすか、考えるきっかけになるのです。
同年代だからこそ感じた現実味
今回のニュースは、特に40代後半から50代の社員に対象が多かったようです。
この年代はまさに人生の折り返し地点。私自身も近い世代だからこそ、より現実的に考えてしまいました。
もし急に「希望退職をどうですか?」と声をかけられたら…。
正直なところ、不安と期待が入り混じるだろうと思います。
不安は「生活できるのか」「再就職先があるのか」。
期待は「今までできなかったことに挑戦できるかもしれない」という気持ち。
実際、周囲でも早期退職をきっかけに趣味を活かした仕事や地域活動を始めた人がいます。
そうした話を聞くと「準備しておけば道はある」と前向きになれる気がします。
希望退職後に考えてみたいこと
ニュースを見て「自分ならこうしてみよう」と思ったことをいくつか挙げてみます。
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生活の土台を整理する
まず大切なのは家計の見直し。固定費を減らして身軽にしておけば、退職後の生活も不安が減ります。 -
小さな仕事でも続けてみる
フルタイムではなくても、送迎ドライバーや施設スタッフなど、自分の体力に合わせて働ける仕事を探してみたいと思いました。収入だけでなく「社会とのつながり」を持つことが大事だからです。 -
趣味や好きなことを形にする
旅行が好きなので、地域の観光案内等、小さく収益化できないか考えていました。
希望退職をきっかけに「好きなことを仕事に近づける」のも一つの道だと感じました。
希望退職を前向きに受け止めるヒント
希望退職は避けられない現実かもしれません。
でも、視点を変えることで「第二の人生の扉」と考えることもできます。
例えば、
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資格を活かして地域で役立つ仕事を探す
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自分の経験を若い世代に伝える活動をする
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健康を第一に無理のない働き方を選ぶ
こうした選択肢をあらかじめ考えておくことで、不意の変化にも落ち着いて対応できるのではないでしょうか。
まとめ 〜これからを楽しむために〜
今回の希望退職のニュースは、私にとっても「これからどう生きたいか」を改めて考えるきっかけになりました。
もちろん、不安は尽きません。でも、「健康で楽しく生きる」という自分の目標を大切にしながら、必要なお金を得る工夫をすれば道は開けるはずです。
これからは「退職後どうするか」ではなく、「どんな人生を送りたいか」を基準に考えてみようと思います。
同じシニア世代の皆さんにとっても、このニュースを自分ごととして受け止めることで、次の一歩を前向きに踏み出せるきっかけになるのではないでしょうか。