50代を過ぎると、「このままの働き方でいいのだろうか」と考えることが増えました。
若いころのようにがむしゃらに働くよりも、これからは「自分のペースで働く」ことを大切にしたい。
そう思うようになったきっかけや、これから挑戦してみたい働き方について綴ってみました。
きっかけは「心の余裕がなくなってきた」と感じた時
気づけば、仕事中心の生活が何十年も続いていました。
毎日同じ時間に起き、同じ電車に乗り、同じような一日を過ごす。
それが当たり前で、むしろそれしか知らなかったのかもしれません。
けれど、ある日ふと鏡を見て思いました。
「ずいぶん顔に疲れが出てきたな」と。
その瞬間、働くことが“生活のすべて”になってしまっている自分に気づいたのです。
もっと余裕を持って、笑顔で過ごす時間を増やしたい。
そう考えたとき、「自分のペースで働く」という言葉が頭に浮かびました。
自分のペースとは「心と体のバランスを保つこと」
年齢を重ねると、体の疲れ方も心の感じ方も変わってきます。
若いころと同じように頑張ろうとしても、無理がきかなくなる。
でもそれは「衰え」ではなく、「自分の体の声を聞けるようになった」サインだと思うようにしています。
たとえば、朝起きて体が重い日は、少し遅めにスタートしてみる。
集中力が切れたら、散歩やコーヒータイムでリセットする。
そんな小さな調整の積み重ねが、結果的に良いパフォーマンスにつながるのではないでしょうか。
自分のペースを守るとは、心と体のリズムを大事にしながら無理をしないこと。
それが、長く幸せに働き続けるための秘訣だと感じています。
働く時間よりも「心の満足度」を大切に
以前は「長く働くこと=頑張っている証」と思っていました。
でも今は、どれだけ自分が満足して過ごせるかの方が大切だと考えています。
働く時間を減らしても、好きなことをしていれば気持ちは満たされる。
逆に、長時間働いても心が空っぽでは意味がありません。
最近は、地域でのボランティア活動や、好きな分野の勉強にも興味があります。
収入よりも、やりがいと人とのつながりを感じられる働き方を目指したい。
そう思うようになりました。
インドネシア勤務の経験が教えてくれた「ゆるやかさ」
昔、インドネシアで働いたことがあります。
そこで感じたのは、日本との“働き方の違い”。
現地の人たちは、効率よりも「人との関係」を大事にしていました。
休憩中におしゃべりを楽しみ、困ったときはお互いに助け合う。
スピードよりも「一緒にやること」を重視しているのが印象的でした。
当時は少しのんびりしすぎだと感じていましたが、
今思えば、それこそが「心に余裕を持って働く」ことの原点だったのかもしれません。
これから挑戦したい「ゆるく働く生き方」
これからの目標は、「健康で楽しく働き続ける」ことです。
それには、頑張りすぎない仕組みを作ることが大切だと思っています。
たとえば、
- 在宅でできる仕事を探してみる
- 好きなことを副業にする
- 趣味を通じて人とつながる
どれも大きな一歩ではないけれど、今の自分に合ったペースで始められます。
50代からでも、働き方は変えられる。
そう信じて、少しずつ試してみようと思っています。
「これでいいのだ」と言える働き方を
若いころは、常に「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い込んでいました。
でも今は、「これでいいのだ」と思えることが増えてきました。
完璧じゃなくてもいい。
スピードが遅くてもいい。
自分のリズムで働けるなら、それが一番の幸せだと思います。
働くことが“生きるための手段”ではなく、“生きる喜び”になるように。
そんな日々を目指して、今日も自分らしいペースで歩いていこうと思います。
まとめ
「自分のペースで働く」ことは、単なる理想ではなく、これからの時代を生きるヒントだと思います。
他人と比べず、自分のリズムを大切にすることで、心に余裕が生まれる。
そして、その余裕が健康や人間関係、毎日の幸福感につながっていく。
50代からでも、新しい働き方はきっと見つけられる。
焦らず、自分らしい歩幅で「これでいいのだ」と思える生き方を探していきたいですね。