「今日は特に何もしていないはずなのに、なぜかどっと疲れている」
50代を過ぎると、こんな感覚を覚える日が増えてくるのではないでしょうか。
若い頃のように体を酷使したわけでもなく、むしろ穏やかに一日を過ごしたのに、夕方になると気力が残っていない。
この疲れ、実は気のせいではありません。
年齢を重ねたからこそ起こりやすい、いくつかの理由が重なっているかも。
この記事では、「何もしていないのに疲れる」正体をやさしくひもときながら、今日から意識してみたい考え方や過ごし方を考えてみます。
体よりも「気持ち」が先に疲れている
50代以上になると、体の疲れよりも先に、気持ちの疲れが表に出ることがあります。
仕事や家庭で大きな問題がなくても、「なんとなく気が張っている」状態が続くだけで、人は消耗します。
たとえば、職場での立場や将来への不安、老後の生活設計など、はっきり言葉にしなくても頭の片隅にある考えごと。
これが積み重なると、何もしていなくても疲れを感じやすくなります。
「今日は特別なことをしていないのに疲れた」と感じたら、まずは自分の気持ちが少し頑張りすぎていないか、立ち止まってみようと思います。
情報に囲まれすぎて脳が休めていない
テレビ、スマートフォン、ニュース、SNS。便利な反面、私たちは一日中、情報に触れています。
画面を眺めているだけでも、脳は休まず働いています。
特に何かを判断したり、比べたりする情報は、知らず知らずのうちに疲労をため込みます。
「見ただけ」のつもりでも、脳は立派に仕事をしています。
何もしていないつもりでも、実は頭の中はフル稼働。
そんな日は、意識的に画面から離れる時間を作ってみようと思います。
「ちゃんとしなきゃ」が疲れを生む
真面目な人ほど、「今日も無駄にしてはいけない」「何か役に立つことをしなきゃ」と考えがちです。
ですが、この思いが自分を追い込むこともあります。
休んでいる時間なのに、心のどこかで自分を責めてしまう。
これでは体は休んでも、心が休まりません。
「今日はこれでいい」と自分に言ってあげるだけで、気持ちはずいぶん軽くなります。
完璧でなくても大丈夫、そう思える時間を大切にしてみようと思います。
小さな切り替えが疲れを和らげる
大きなことを変えなくても、ほんの少しの工夫で疲れ方は変わります。
たとえば、短い散歩をして季節の空気を感じる、温かい飲み物をゆっくり味わう、何も考えず音楽を聴く。
これらは体を動かさなくても、心をゆるめる行動です。「何かをしなきゃ」ではなく、「気持ちが楽になることをしてみよう」と考えるだけで、疲れは和らぎやすくなります。
疲れを感じるのは、頑張ってきた証拠
何もしていないのに疲れると、「自分は衰えたのでは」と不安になるかもしれません。
でも、これまで真面目に生きてきたからこそ、心と体が正直にサインを出しているとも言えます。
疲れを否定せず、「今は休む時期なのだ」と受け止める。
そうすることで、また前向きな気持ちが戻ってきます。
無理をせず、自分のペースで。健康で楽しく生きるために、今日の疲れを大切な気づきとして受け取ってみようと思います。

