最近、何気なく靴を替えてみたところ、歩くスピードも気分も、そして見える景色まで変わったように感じました。
年齢を重ねると「変化」は少し億劫になりますが、ほんの小さな見直しが心のリズムを整えてくれることもあります。
今回は、そんな日常の気づきを書いてみました。
まるで初めて歩く道のように感じた
新しい靴を履いた朝、普段と同じ道を歩いているはずなのに、なぜか景色が明るく見えました。
靴底がしっかりしているせいか、地面を踏む感覚が軽く、歩幅も自然と広がっていました。
「いつもの道なのに、なんだか違う」
そんな感覚になることが、年齢を重ねてもまだあるのだと思うと、少し嬉しくなりました。
足取りが変わるだけで、心の方向まで変わるものだと感じた瞬間です。
靴を替えるだけで気分が整う不思議
靴は毎日使う道具ですが、つい後回しにしがちな部分でもあります。
かかとが減っていたり、クッションがへたっていても、「まだ履ける」と思ってしまいます。
でも、思い切って替えてみると、その効果は意外なほど大きいものです。
足への負担が減り、姿勢が整うせいか、背筋が少し伸び、気持ちまで前向きになるような気がします。
シニア世代になるほど身体の負担は蓄積されやすいので、こうした小さな見直しが元気の源になるのだと改めて感じました。
歩く時間が自分を見つめる時間に変わる
新しい靴で歩きながら、ふとこれまでのことを思い返す時間が増えました。
仕事のこと、家族のこと、これからの人生のこと。
「老後をどう過ごしていこうか」
「どんな楽しみを用意しようか」
そんなことをゆっくり考える余裕が、歩く時間に生まれてきたように思います。
以前インドネシアで過ごした3年間のことも思い出し、「言葉が通じなくても前に進めてきたのだから、これからも大丈夫だ」と、自分に励ましを送る気持ちにもなりました。
歩くという何気ない動作が、心を整える大切な習慣になるのかもしれません。
次はどんな“変化”を取り入れてみようか
靴を替えただけでこれだけ気持ちが変わるのなら、ほかにも小さな変化を取り入れてみたくなります。
例えば、歩く道を少し変えてみる、季節ごとの風景を楽しむ、気になっていた場所へ小さな旅に出てみるなど。
「これでいいのだ」という気持ちを大切にしつつ、少しだけ新しい風を入れてみる。
そんな毎日を積み重ねれば、人生はもっと軽やかになる気がします。
これからも無理のない範囲で、新しい発見につながる一歩を踏み出していこうと思います。
読んでいただいた方も、よかったら“靴を替える”ような小さな変化を試してみませんか?きっと景色が少し違って見えるはずです。

