地震のニュースを見ていると、「当たり前の毎日」は、決して当たり前ではないのだと感じます。
2026年7月28日、熊本県熊本地方を震源とする地震が発生し、最大震度7を観測しました。
突然の大きな揺れによって、いつもの生活が一変することを目の当たりにすると、今まで何気なく過ごしていた一日一日が、とても大切なものに思えてきます。
そこで、これから試してみたいと思ったのが「3行ポジティブ日記」です。
難しいことをする必要はありません。
一日の終わりに、今日あった小さな「良かったこと」を三つ書いてみるだけです。
「今日も無事だった」を書いてみる
50代を過ぎると、若い頃とは少し違った形で毎日を考えるようになります。
仕事のこと、家族のこと、これからのお金のこと、健康のことなど、心配事も増えてきます。
そんな中で、つい「できなかったこと」や「うまくいかなかったこと」に目が向いてしまいます。
でも、何事もなく朝を迎え、食事をして、家族と話をして、夜を迎えられた。
それだけでも、本当は十分に良い一日なのかもしれません。
熊本の地震をきっかけに、私はそんな当たり前の価値を、もう一度意識してみたいと思いました。
3行なら、忙しくても続けやすい
日記というと、何ページも書かなければならないように感じます。
しかし、3行ポジティブ日記なら、ほんの数分で終わります。
例えば、こんな感じです。
「朝、気持ちよく目覚めた」
「昼に食べた定食がおいしかった」
「家族と何気ない会話ができた」
これだけでも十分です。
特別な出来事を書く必要はありません。
「天気が良かった」「コーヒーがおいしかった」「仕事が無事に終わった」など、小さなことでいいのです。
むしろ、小さな幸せに気づくことが、この日記の大切なところだと思います。
「良かった・うれしかった・ありがたかった」で考える
何を書けばいいか迷ったら、三つの視点を決めておくと簡単です。
一つ目は「良かったこと」です。
二つ目は「うれしかったこと」です。
三つ目は「ありがたかったこと」です。
例えば、「散歩できて良かった」「久しぶりに友人から連絡が来てうれしかった」「今日も家族が元気でありがたかった」という具合です。
毎日違う内容でなくても構いません。
「今日も健康だった」「家族が元気だった」という同じ言葉が続いても、それは大切なことが変わらないという証拠です。
災害が教えてくれる「今日を大切にする」ということ
地震は、私たちの予定を待ってくれません。
「仕事が落ち着いたら旅行しよう」「定年になったら好きなことをしよう」と思っていても、未来が必ず予定どおりになるとは限りません。
だからといって、将来の準備をやめる必要はありません。
むしろ、老後の生活を考えながら、今日を楽しむことも大切なのだと思います。
好きな映画を見る。
家族と食事をする。
近所を散歩する。
次の旅行先を調べる。
そんな小さな楽しみを、先延ばしにしすぎないようにしたいものです。
3行日記は「幸せを探す練習」
ポジティブ日記を書いたからといって、嫌なことや不安がなくなるわけではありません。
地震のような大きな出来事を前にすれば、怖さや心配を感じるのは当然です。
だからこそ、日常の中にある小さな良いことにも目を向けてみる。
その積み重ねが、気持ちを前向きにするきっかけになるのではないでしょうか。
50代、60代になると、これからの人生を考える時間も増えてきます。
「何を持っているか」だけではなく、「今日をどう感じて過ごしたか」も大切にしたいものです。
今日から、たった3行を始めてみよう
高価なノートも特別なアプリも必要ありません。
手帳でも、スマートフォンのメモでも構いません。
寝る前に3分だけ時間を作って、「今日の良かったこと」を三つ書いてみる。
最初は思いつかなくても大丈夫です。
「今日も一日無事だった」と書けば、それだけで一行になります。
令和8年熊本地震をきっかけに、私は「いつか」ではなく「今日」を大切にすることを意識してみようと思います。
人生は、特別な一日の連続ではありません。
何気ない一日を積み重ねたものが、私たちの人生です。
今日の小さな幸せを三つ見つける。
そんな習慣から、これからの毎日を少し豊かにしてみようと思います。

