最近、朝の目覚めが少し重いと感じることがあります。
年齢を重ねると体だけでなく心の調子も揺らぎやすくなるもの。
そんなときに「呼吸法」を取り入れることで、気持ちをすっと整えられるのではないかと考えるようになりました。
ここでは、私が試してみた朝の呼吸法と、その体験から感じたことを綴ってみます。
朝の静けさと向き合う時間を作る
朝起きたとき、窓の外に耳を澄ますと鳥の声や風の音が聞こえます。
その瞬間、なんとなく心が落ち着くのを感じます。
けれど現実は、ついスマホを手に取ってニュースや通知をチェックしてしまいがち。
そこで思ったのが、「ほんの1分でいいから呼吸に集中してみよう」ということでした。
静けさの中で深く息を吸い込み、ゆっくりと吐き出す。そのシンプルな繰り返しが、思った以上に頭をスッキリさせてくれます。
特に50代を過ぎると、体調の波や小さな不安に敏感になりますが、呼吸に意識を向けると不思議と心のざわつきが和らいでいくのです。
試してみたい簡単な呼吸法
私が興味を持ったのは「4-4-8呼吸法」というものです。
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鼻から4秒かけて息を吸う
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4秒息を止める
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鼻から8秒かけて息を吐く
4-4-8呼吸法をおこなうことで、副交感神経に働きかけリラックスすることができるそうです。
マインドフルネスの気づき
呼吸法を試してみると、「いま自分は息を吸っている」「いま吐いている」とシンプルに気づけます。
この「気づき」がマインドフルネスの基本なのだと実感しました。
私自身、これまで仕事や日常生活で「あれもしなきゃ」「これも忘れないように」と頭の中がごちゃごちゃになることがよくありました。
けれど呼吸に集中すると、余計な思考が少し後ろに下がり、今ここにいる自分を感じやすくなるのです。
体験して感じた効果
実際に数日間、朝に呼吸法を取り入れてみるといくつかの変化を感じました。
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朝の気持ちの切り替えがしやすくなった
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家族と話すときに落ち着いて言葉を選べるようになった
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なんとなく体が軽く感じられる
もちろん「奇跡のように元気になる」わけではありません。
ただ小さな習慣として続けることで、心が穏やかになりやすいことに気づきました。
これからの習慣づくり
私はこれからもマインドフルネス・4-4-8呼吸法を続けてみようと思います。
ポイントは完璧を目指さないこと。
できない日があってもいい、忘れてしまってもいい。
続けようとする気持ちそのものが大切だと感じます。
そして、この習慣は旅行先でも活かせそうです。
ホテルの窓辺で海を眺めながら呼吸を整える…そんな朝を迎えられたら、旅がさらに豊かになる気がします。
まとめ
朝の呼吸法は特別な技術がいらず、誰でも今日から始められます。
心と体のバランスを整える小さな習慣として、シニア世代にこそおすすめしたい方法です。
私はこれからも「呼吸で整える一日の始まり」を意識していこうと思います。
もし読んでくださった方が同じように取り入れてみようと思ってくださったなら、それが一番の喜びです。
健康で楽しく生きるための一歩として、一緒に続けてみませんか?