朝晩の冷え込みが少しずつ強くなってきましたね。
季節の変わり目は、体も心も準備が必要だと感じます。
年を重ねると特に、ちょっとした油断が体調を崩すきっかけになることも。
今回は、私が「寒くなる前にやっておこう」と感じたことを、日々の暮らしの中からいくつか書いてみたいと思います。
同じ世代の方にもきっと共感してもらえるはずです。
朝の冷え込みに備えて「寝具の見直し」
最近、夜中に寒くて目が覚めることがありました。
まだ冬本番ではないのに、「あれ?もうこんなに冷えるのか」と感じる瞬間があります。そこでまず取りかかったのが寝具の入れ替えです。
夏のタオルケットから薄い毛布に替え、掛け布団も一枚追加。敷きパッドも冷感タイプから綿素材に変えるだけで、寝付きがずいぶん違います。
眠りが浅くなると体の疲れも取れにくく、翌日の気分にも影響するので、寝具の準備は大事だと改めて感じました。
私は「電気毛布」を出すタイミングも迷うのですが、使い始めを早めにすると節電にもつながります。
低めの温度で少しだけ温めておけば、就寝時に快適です。体を冷やさないことが、冬を元気に過ごす第一歩だと思います。
秋の味覚を楽しみながら栄養補給
寒くなると食欲が出てくる季節でもあります。
サツマイモ、サンマ、キノコ類など、旬の食材には体を温める効果もあります。
特に私は「根菜の煮物」が好きで、ニンジン、大根、ごぼうをたっぷり入れて作ります。
料理をしていると、湯気の温かさや香りで心までほっとします。
忙しい日々の中でも、食事を大事にする時間は心の栄養にもなりますね。
最近読んだ健康記事に「たんぱく質不足は冷えの原因にもなる」と書いてありました。
肉や魚、豆腐などを意識的にとって、寒い季節に負けない体づくりをしていきたいと思います。
冬支度は家の中から:暖房と掃除の準備
寒くなる前にやっておきたいのが「エアコンの掃除」です。
夏にフル稼働したまま放っておくと、フィルターにほこりがたまっていて、いざ暖房を入れた時に変なにおいがしたりします。
私は先日、久しぶりに脚立を出して掃除しました。
フィルターを外して水洗いし、乾かして取り付けるだけで空気が違います。
少し面倒に思っても、やっておくと後が楽です。
また、灯油ファンヒーターを使う方は早めに動作確認を。
寒波が来てから慌てて買いに行くより、今のうちにチェックしておくと安心です。
散歩とストレッチで「冷えに負けない体づくり」
気温が下がると、つい外に出るのが億劫になります。
でも、体を動かさないと血のめぐりが悪くなり、さらに冷えを感じやすくなります。
私は最近、朝の10分間だけ近所を歩くようにしています。
歩いていると顔にあたる風がひんやりして気持ちいいですし、帰ってきた後のコーヒーが格別に美味しい。少しの運動でも気分転換になります。
また、家の中でできる簡単なストレッチもおすすめです。
テレビを見ながら足首を回したり、肩をゆっくり回すだけでも違います。続けていると、体が軽くなる感覚があります。
服の入れ替えついでに「気持ちの整理」も
衣替えの季節は、物だけでなく気持ちの整理にも良いタイミングです。もう着ない服を手放したり、思い出のある服を眺めながら「この一年も頑張ったな」と振り返るのも悪くありません。
私は、クローゼットを整理しているときに「このセーター、去年の旅行で着たな」と思い出に浸ることがあります。服って、意外と人生のアルバムみたいなものですね。
片づけが終わった後は、心もすっきり。新しい季節を迎える準備が整った気がします。
冬を前にして思うこと
年を重ねると、季節の移り変わりをより深く感じるようになりました。
若いころは何となく通り過ぎていた秋の夕暮れも、今では「もう一年たったな」としみじみ思います。
寒さ対策をすることは、ただの準備ではなく「これからの自分を大切にすること」でもある気がします。
無理をせず、でも怠けすぎず、ちょうどいいバランスで暮らしていきたいですね。
寒い季節も、自分らしく、穏やかに。そんな冬を迎えられるように、今できることを少しずつ進めていこうと思います。

