最近、テレビやネットで「健康」に関する情報があふれていますよね。
「○○を食べると長生き」「△△は体に悪い」といった話題を見聞きするたびに、「自分もやらなきゃ」と思うこと、ありませんか?
私もそのひとりでした。しかし、あれもこれもと追いかけているうちに、気づけば“健康のための情報”に疲れていたのです。
今回は、そんな体験を通して感じた「健康情報との上手な付き合い方」について、ゆるくお話ししてみようと思います。
健康情報の波にのまれる日々
「朝は白湯がいい」「コーヒーは体に悪い」「いや、むしろ良い」——。
テレビやSNSを見るたびに、正反対の情報が飛び交っています。
ある時期、私も真面目にそれらをチェックしていました。
「納豆がいい」と聞けば毎日納豆、「歩くのが大事」と聞けば1万歩を目指してウォーキング。
最初は楽しかったのですが、だんだんと「今日は納豆を食べなかった」「歩数が足りない」と、できなかった自分に小さなストレスを感じるようになりました。
健康のために始めたはずなのに、気持ちはどこか疲れていたんです。
情報が多すぎると、心が休まらない
スマホを開けば、すぐに「最新の健康法」や「医師がすすめる生活習慣」が出てきます。
もちろん、どれも役に立つ内容です。
けれど、情報が多すぎると「自分に合うものはどれなのか」がわからなくなります。
以前、友人から「水を一日2リットル飲むといい」と聞き、真似してみたことがあります。
ところが、途中でお腹が張って苦しくなり、結局続きませんでした。
よかれと思ってやってみたのに、体には合わなかったんです。
この時、「他人に合う健康法が、自分にも合うとは限らない」と実感しました。
完璧を目指さない「ほどほど健康」でいい
健康を保つには、もちろん意識することが大切です。
でも、それ以上に大切なのは「無理せず続けられること」ではないでしょうか。
たとえば、私は最近「完璧を目指さない」を意識しています。
朝は白湯を飲めない日もあるし、甘いものを食べたくなる日もあります。
でも、そんな時も「まぁいいか」と思えるようになりました。
“ほどほど健康”のほうが、心が軽くなる気がします。
健康は「結果」であって、「義務」ではないですからね。
信頼できる情報源を一つにしぼる
もうひとつ心がけているのが、「情報源をしぼる」ことです。
あれこれ見すぎると混乱するので、自分が信頼できる医師や公的機関のサイトだけを見るようにしています。
たとえば、厚生労働省やNHKの健康特集など。
YouTubeやSNSも参考にはしますが、「一意見として聞く」くらいにしておく。
これだけでも、情報の渦に巻き込まれることが減りました。
自分の体と対話する時間を持つ
健康を考える上で、実は一番の“情報源”は「自分の体」かもしれません。
疲れたら休む。眠いなら寝る。お腹が空いたら食べる。
当たり前のようですが、これをちゃんと感じ取るのは意外と難しいものです。
私も以前は、「夜は◯時に寝るべき」と決めていました。
でも、仕事の内容や気分によって、早く寝たい日もあれば夜更かししたい日もあります。
そんな時は「体の声を聞いて柔軟に動く」ことにしました。
結果、睡眠の質も上がり、心にも余裕が生まれました。
これからは“情報を楽しむ”くらいの気持ちで
健康情報は、正しく使えば人生を豊かにしてくれるものです。
大切なのは、情報に振り回されず、「自分のペースで取り入れる」こと。
これからは、情報を「信じるかどうか」ではなく、「試してみて心地よいかどうか」で判断していこうと思います。
そして、「今日は疲れたな」と思ったら、健康番組を消してゆっくりお風呂に入る。
それも立派な“健康習慣”です。
まとめ:心が元気なら、それが一番の健康
いろんな情報がある時代ですが、最終的に大事なのは「心が元気であること」。
あれもこれもと気にしすぎるより、「まぁ、これでいいのだ」と笑って過ごすほうが、きっと体にも良い気がします。
これからも、自分の体と仲良くしながら、“ほどほど健康”を目指していきたいですね。
