「定年が近づいてきたけれど、これといった趣味がない」
「何か新しい楽しみを見つけたいけれど、何から始めたらいいか分からない」
そんな声をよく耳にします。
私自身も「趣味らしい趣味がない」と感じていた時期がありました。
今回は、そんな私が「意外な楽しみ」に出会った体験をご紹介します。
同じように悩む方の参考になれば幸いです。
きっかけは“何気ない散歩”から
ある日、体を動かそうと思い立って近所を散歩してみました。
すると、普段は車で通り過ぎるだけの道に、知らなかったお寺や、古くから残る石碑があることに気づきました。
「こんな所に、こんな歴史があったのか」と驚いた瞬間、散歩がただの運動ではなく、小さな探検のように思えたのです。
それ以来、時間があると地図を片手に散歩コースを工夫するようになりました。
行ったことのない路地に入ってみたり、地元の歴史を調べてから歩いてみたりするだけで、ちょっとした冒険になります。
写真を撮る楽しみが増えた
散歩を続けるうちに「見つけた景色を記録したい」と思うようになりました。スマホで十分きれいに撮れるので、特別なカメラは必要ありません。
季節ごとに咲く花や、空の色、偶然出会った野良猫。写真に残してみると「同じ道でも、毎日こんなに表情が違うのか」と気づけるのです。
写真をSNSに投稿すると「きれいですね」「懐かしい風景です」とコメントをもらえることもあり、人とのつながりが広がるのも嬉しいポイントです。
家の中でもできる“意外な趣味”
外に出られない日もあります。そんな時に試してみたのが「大人の塗り絵」でした。
最初は半信半疑でしたが、色鉛筆で少しずつ色を重ねていくと、不思議と心が落ち着きます。頭の中が整理され、時間を忘れて夢中になれるのです。
また、塗り絵を仕上げた後に「自分でもこんな作品が作れたんだ」と達成感を味わえるのも魅力でした。
机の片隅に飾るだけで、ちょっとしたインテリアになります。
“小さな挑戦”が気持ちを前向きにする
散歩や塗り絵は、どちらも特別な準備はいりません。
お金もほとんどかかりません。
それでも、生活に小さな張り合いが生まれました。
「今日は少し遠くまで歩いてみよう」「次はこの色を使ってみよう」
そうした小さな挑戦が、気持ちを前向きにしてくれるのです。
気づけば「趣味がない」と思っていた自分が、「趣味らしきものを楽しんでいる自分」に変わっていました。
これから試してみたいこと
散歩や塗り絵をきっかけに「今まで自分には関係ない」と思っていたことにも挑戦してみようと思うようになりました。
例えば、家庭菜園で野菜を育てることや、地元の歴史を調べてブログにまとめること。
新しいことを始めるのに遅すぎることはありません。
むしろ50代、60代だからこそ「自由に楽しむ時間」が持てるのかもしれませんね。
まとめ:意外な楽しみはすぐ身近にある
「趣味がない」と悩む必要はありません。
散歩や写真、大人の塗り絵など、身近なことから始めるだけで十分楽しめます。
大切なのは、まず一歩を踏み出すこと。
私自身、「趣味らしい趣味がない」と思っていた頃よりも、今の方が毎日を前向きに過ごせています。
もし同じように感じている方がいたら、ぜひ「小さな一歩」を試してみてください。
意外な楽しみが、あなたの生活を明るく彩ってくれるはずです。