50代を過ぎると、「この先どのくらい働き続けるのだろうか」とふと立ち止まって考えることがあります。
私も同じように、これまでの働き方や生き方を振り返る中で「早期退職」という言葉が頭に浮かびました。
実際に決断したわけではありませんが、考えるだけで心が軽くなる瞬間があったのです。今日はそのときの気持ちを綴ってみたいと思います。
未来を想像してみたときの安心感
「早期退職」という言葉を聞くと、不安に感じる人も多いかもしれません。
収入のこと、生活のこと、家族のこと…。確かに心配事は山ほどあります。
けれども一度、自分の将来を少し自由に想像してみました。
例えば、朝の満員電車に乗らなくていい生活、平日の昼間に図書館や公園で過ごす時間、気の向くままに小旅行へ出かける日々。
そのイメージを描くだけで、肩に背負っていた重荷が少し軽くなったように感じました。「仕事」中心の生活から解放されるだけで、こんなにも気持ちが楽になるのかと驚いたのです。
「これまで頑張ってきた」という自分への労い
これまで何十年も働き続けてきて、振り返れば失敗もあれば学びもありました。
大きな成功を掴んだわけではありませんが、家族を養い、健康を保ち、日々を過ごしてきたこと自体が自分にとっての誇りです。
そう思うと、「そろそろ自分を休ませてもいいのではないか」という気持ちが自然と湧いてきました。
早期退職を真剣に考えることは、単なる現実逃避ではなく、これまでの自分を肯定する作業でもあるのだと気づきました。
自由な時間の価値を考える
お金は大切ですが、残された時間の価値はもっと大きいと感じるようになりました。
例えば、家族とゆっくり過ごす時間や、趣味の旅行に出かける自由。
あるいは、新しい勉強を始めることもできます。
「仕事」に縛られない生活は、時間を自分のために使えるという贅沢さがあります。
その可能性を考えただけで、日常が少し前向きに見えてきました。
同世代の仲間との会話で気づいたこと
あるとき同年代の知人と話していると、「もうお金よりも時間が大事だよな」という言葉が印象に残りました。
皆、同じように先の人生を見つめ直しているのだと知り、少し安心しました。
仲間と語り合う中で、「早期退職を考えるのは弱気ではなく、次の人生のステージをどう楽しむかを考える前向きな姿勢なんだ」と思えるようになったのです。
ポジティブに考えることで心が軽くなる
もちろん、退職をすぐに決断することを勧めるわけではありません。
準備も必要ですし、現実的な問題もあります。
ですが、「もしも早期退職したら」という想像をポジティブに受け止めることで、心の余裕が生まれるのは確かです。
不安よりも「こんな暮らしができるかもしれない」という期待に目を向けると、人生の選択肢が広がって見えてきます。
まとめ:次の一歩に向けて
早期退職を考えることは、決してマイナスなことではなく、自分の生き方を見つめ直す大切な機会だと思います。
私にとっては「心が軽くなる魔法の言葉」のような存在でした。
これからも自分のペースで「仕事」と「人生」のバランスを考えていこうと思います。
読んでくださった皆さんも、もし同じような気持ちを抱いたなら、少し立ち止まって「これからの自分の時間」を想像してみてはいかがでしょうか。
心が少し楽になるかもしれません。