現在の40代以下の世代の人は学生時代からパソコンが身近にあり、特に苦手意識を持っていない人が多い傾向にあります。
しかし、50代以上の中高年世代の人は、社会人になってから少しずつパソコンに触れていったため、あまり詳しくなかったり人によっては全く操作ができなかったりします。
定年後も働くためにプログラミングを学ぶ中高年の人が増えてきていますが、途中で挫折してしまう人も少なくありません。
挫折せずにプログラミングスキルを身に付けるためには、まず「パソコンに慣れること」が非常に重要なのです。
この記事では、そんなプログラミングを学ぶために重要な「パソコンに慣れる」ということについて解説していきたいと思います。
中高年の人の「パソコンが苦手」には種類がある
中高年の人はパソコンが苦手な人が多いのは事実ですが、そのすべての人が同じタイプの苦手ではないということを理解しましょう。
苦手の種類は主に3つに分かれます。
①頭が良く仕事もできるがパソコンだけできないタイプ
基本的な学力も高く仕事も高いレベルで行うことができるが、パソコンを使用した業務に触れる機会がなかった人がこのタイプに当てはまります。
このタイプの人は、中高年の人であっても理解力が非常に高いので、時間を掛けて基礎から学ぶことで一気にパソコンのスキルが向上します。
人によっては1ヶ月ほどでプログラミング学習を始めても大丈夫なほどです。
②機械類が苦手なタイプ
このタイプの人は中高年の人に限らずですが、機械類全般が苦手(というよりも嫌い)なので、パソコンに慣れるにもかなり時間が掛かります。
パソコンだけでなくスマホなどの操作も苦手で、横文字の単語を説明されただけで拒否反応が出てしまいます。
こういったタイプの人は、パソコンの基礎的な部分を「横文字→日本語でわかりやすく教える人」が必須で、プログラミング学習を始めるには2ヶ月以上は時間が掛かるはずです。
③勉強やデスクワークをしてこなかったタイプ
学生時代から勉強が苦手で、社会人になってからもあまりデスクワークをしてこなかったタイプの人は、正直プログラミング学習を挫折することなく乗り切るのは難しいと言えます。
しかし、今まで経験してこなかった分野に強い興味を感じ、苦手ながらも没頭するようなタイプの人であれば、数ヶ月でプログラミング学習を始められるレベルに到達できるはずです。
プログラミングを学ぶための近道は「パソコンに慣れること」
中高年の人でパソコンの操作自体が苦手なのであれば、とにかく「パソコンに慣れること」が重要となります。
慣れる為には、以下のような手順で経験値を上げていくことが必要となります。
①まずはタイピングに速度を上げる
パソコン操作を覚えるためには、ある程度パソコンの仕組みや用語を覚える必要がありますが、その前にまずパソコンに対する苦手意識を失くすことが重要です。
その為には、「とにかくパソコンに触れる」ということです。
そして、触れる為に一番手っ取り早いのが、タイピングを行うということなのです。
ローマ字入力の仕方を「あ→A」というような変換表を参考にしながら少しずつ覚えていきます。
慣れてきたら、無料のタイピングソフトなどでそのスピードをひたすら上げていくのです。
タイピングソフトを使えば、ゲーム感覚で取り組めるので、数週間もすればそれなりのタイピングスピードになっているはずです。
②パソコン用語を覚えながら実際に操作していく
教えてくれる人がいるならばいっしょに画面を見ながらパソコン用語を一つずつ説明し、実際にその操作をしていきます。
一人で覚える場合には、本や動画などを見ながら1つずつ単語と実際に操作をしていきます。
タイピング技術が向上しパソコンに触れる時間も長くなっているので、すでにこの段階ではそれほど苦手意識は高くないはずです。
WordやExcelを立ち上げて実際に文字や表を作り保存するなど、トライ&エラーを繰り返しながら、少しずつパソコンの知識を身に付けていくのです。
③パソコン教室などを利用して一気にレベルを上げる
独学でパソコンの基本操作をすべて覚えるのは若い人であっても簡単ではありません。
やはり「人に教わる」というのが一番有効な手段となります。
もしも①と②まで独学で進められたとしたならば、③を行うことで一気にパソコンに慣れることができるはずです。
①と②の段階で教えてくれる人が傍にいるのであれば、そのままゆっくりでも良いので1つずつパソコン用語と操作法を学んでいけばOKです。
パソコンに慣れることができたならば、いよいよプログラミングを学ぶ
パソコン自体に慣れていない人が前述した①~③の方法を飛ばしてプログラミングを学ぼうとしたならば、かなり高い確率で挫折することでしょう。
しかし、①~③の手順を踏んだ人であれば、実際にプログラミングの勉強を始めても強い苦手意識もなく始めることができるはずです。
ただし、プログラミングは全くのゼロから「プログラミング言語」を覚えていかなければなりませんし、中高年の人に撮って何度が高いことに変わりないので、「時間が掛かっても挫折せずにスキルを習得しよう」という強い意志が必要となります。
独学でのプログラミング取得はかなり厳しいので、中高年の人向けのプログラミングスクールの【TechGardenSchool】などを利用してスキル習得を目指しましょう。
まとめ
今回は、プログラミングを学ぶために重要な「パソコンに慣れる」ということについて解説してきました。
パソコンに苦手意識のある中高年の人は、ここで挙げた3つのステップをこなしパソコンへの苦手意識を失くしてからプログラミングの勉強を始めることが重要です。
パソコン操作に慣れたならば、中高年の人向けのプログラミングスクールに通い、「稼げるスキル」を身に付けていきましょう。