最近、テレビやネットで「円安」という言葉をよく耳にします。
ニュースで見るたびに「また下がったのか…」と感じる方も多いのではないでしょうか。
私もその一人です。
物価が上がり、旅行の費用も高くなる中で、円安は私たちの生活にどう影響しているのか。
そして、シニア世代としてどう向き合えばいいのかを、日々感じていることを交えて書いてみました。
円安ってそもそもどういうこと?
「円安」という言葉は聞き慣れていても、実際どういうことかを説明するのは難しいですよね。
ざっくり言えば、「日本のお金の価値が下がること」です。
例えば、1ドル100円だった時に買えたものが、今は1ドル150円になっているとしたら、同じ1ドルのものを買うために150円必要になる。
つまり、円の力が弱まっているということです。
こう聞くと「損した気分」になりますが、すべてが悪いわけではありません。
日本の企業の中には、海外で売り上げを上げている会社も多く、そういう企業にとってはプラスにもなります。
ただ、私たちのような一般消費者にとっては、輸入品が高くなる分、財布のひもを引き締めざるを得ません。
スーパーで感じる円安の影響
円安の影響を一番感じるのは、やはり日常の買い物です。
最近、スーパーで買うバターやコーヒー豆、パンなどがじわじわと値上がりしています。
「また上がったのか」とため息をつくこともしばしば。
特に輸入に頼っている食品は、為替の影響をモロに受けます。
昔は100円台で買えたチョコレートが今は150円。
ちょっとした嗜好品でも手が出にくくなると、心のゆとりまで減ってしまいそうです。
そんな時は「国産のものを意識して選んでみよう」と思います。
地元・下関の魚や野菜を選ぶようにすると、味も新鮮で安心感があります。
地産地消を意識することで、地域を応援する気持ちにもなれるので一石二鳥です。
旅行好きとしての本音
私は旅行が好きなので、円安のニュースには敏感になります。
海外旅行のパンフレットを見ると、航空券代やホテル代が高くなっていて驚きます。
インドネシアにいた頃は円がもっと強かったので、現地の食堂で豪華な食事をしても安く感じました。
それが今では同じ金額でも物価の上昇と円安で、思うように楽しめないかもしれません。
ただ、考え方を変えれば「今こそ国内旅行を見直すチャンス」かもしれません。
山口県からでも行ける九州や山陰地方には、まだまだ知らない良い温泉や景色があります。
“円安のせいで”ではなく、“円安だからこそ”国内を楽しもうと思うようになりました。
円安の中でできる工夫
円安の波に流されるだけでは、気分まで沈んでしまいます。
そこで、最近は「節約」と「学び」を意識しています。
たとえば、家計簿アプリを使って毎月の出費をチェックしたり、ポイントを上手に活用したり。
また、ニュースを見たら「なぜ円が安くなるのか?」を自分なりに調べてみます。
経済の流れを理解すると、ただ不安になるのではなく「次はこう動こう」と考えられるようになります。
そして、もし余裕があれば「少しずつ外貨で貯金してみる」のも良いかもしれません。
リスクはありますが、小額からでも世界の動きを感じられるのは面白い経験です。
円安をチャンスに変える発想
円安というとネガティブなイメージが強いですが、見方を変えればチャンスもあります。
たとえば、日本の観光地は今、外国人旅行者でにぎわっています。
円が安いことで「日本はお得」と感じる人が多いからです。
観光業や地方の経済が活性化するのは、良い流れだと思います。
私自身も、これをきっかけに「外国人観光客が見た日本」を意識して散歩してみようと思っています。
故郷・山口県の良さを改めて感じられるかもしれません。
そしていつか、自分のブログで“外国から見た日本の魅力”を書けたら面白いなと思います。
これからの暮らしに向けて
円安というのは、私たち一人ひとりがコントロールできるものではありません。
でも、どう受け止めて行動するかは自分次第です。
無理に悲観せず、「できることからやってみる」。
それが、これからの時代を生きる上での一番の知恵だと感じています。
「これでいいのだ」と、自分らしく前向きに暮らす。
そんな心構えで、これからもニュースに振り回されず、健康に過ごしていこうと思います。

