最近、「無理しない」と心の中で決めるだけで、こんなにも気持ちが軽くなるものかと驚いています。
ずっと頑張ることが当たり前だと思ってきました。
でも、そろそろ力の抜き方を覚えてもいい頃なのかもしれません。
同じ世代の方にも、少しでも気持ちが楽になるヒントになればと思い書いてみました。
「無理してきた」ことに気づいた瞬間
最近ふと、鏡の前で深呼吸したときに、「あれ? こんなに肩に力が入っていたのか」と気づきました。
会社員として長く働き、家族のことも大事にして、気づけば常に“何かを背負っている”ような気持ちで過ごしていたように思います。
人から見れば真面目にコツコツやっているだけなのですが、どうやら自分自身を追い込みがちな性格らしく、知らないうちに疲れを溜めてしまうタイプなのだと最近やっと分かってきました。
そこで、「無理はしない」と小さく決めてみたのです。
誰に宣言するでもなく、心の中の小さな決意。これが意外なほど自分に効きました。
少し力を抜いたら見えてきた景色
無理しないと決めた翌日から、気持ちに余裕が生まれました。
たとえば、朝の通勤。以前は歩くスピードも常に早足で、「遅れないように」「迷惑をかけないように」と気を張っていました。
今は景色を見ながら、少しゆっくり歩くようにしています。
すると、季節の変化や近所の花の色に気づくようになり、通勤が以前よりもずっと楽しい時間になりました。
若い頃は気づけなかった小さな幸せに、年齢を重ねた今だからこそ気づけるのかもしれません。
過去の自分を責めずに「まぁいいか」で流す
私はA型らしく、物事をきっちり片付けたい気持ちが強いタイプです。
だからこそ、自分の失敗がなかなか受け入れられず、反省しすぎていたように思います。
でも、これからは「まあいいか」と言える大人になりたい。
インドネシアでの海外勤務時、言葉が通じず焦ったこともありましたが、あの経験があったからこそ、完璧じゃなくても何とかなると分かりました。
そう思うと、日々の小さなミスくらい肩の力を抜いて受け止められるようになってきたのです。
「無理しない」と決めたら、家族にも優しくなれた
不思議なもので、自分に余裕ができると、周りの人にも優しくできるようになります。
家族との会話も前より落ち着いて楽しめるようになり、特に何か特別なことをしなくても“一緒にいる時間”が心地よいものになりました。
今までは自分が張り詰めていたせいで、余裕を持って笑えなかったのかもしれません。
「無理しない」という一言は、家族と過ごす時間の質まで変えてくれました。
これからは「力の抜き方」も上手に
シニア世代に近づくほど、頑張り続けるよりも、力を抜いて長く楽しむほうが大切だと思うようになりました。
仕事も、趣味の旅行も、生活の小さな楽しみも、無理して急ぐ必要はありません。
これからは「健康で楽しく生きる」という自分の目標に合わせて、ゆっくり少しずつ、できることから挑戦していこうと思います。
そして、いつかまた旅行に行ったり、大谷翔平をドジャースタジアムで応援したり、そんな未来を描きながら日々を楽しんでいきたいです。
同じ世代の方へ伝えたいこと
もし今、肩に力が入っていると感じている方がいたら、ぜひ一度「無理しない」と心の中でつぶやいてみてください。
それだけで、これまでより少し軽く生きられるかもしれません。
私もまだ修行中ではありますが、これからは力を抜きながら、自分らしく生きる道を選んでいくつもりです。
今日のこの日記が、あなたの一日を少しでも明るくするきっかけになれば幸いです。
