最近、ちょっとしたことで胸がざわつくことがあります。
歳を重ねると、健康のこと、家計のこと、家族のこと…気になることが増えていきますよね。
今日は、そんな小さな不安をメモに書き出してみたら、驚くほど心が落ち着いたという体験を日記としてまとめます。
同じようにモヤモヤを抱えている方のヒントになれば幸いです。
気持ちがざわついた朝に試してみたこと
今朝、なんとなく落ち着かない気分で目が覚めました。
理由ははっきりしないのですが、胸のどこかがモヤモヤする感じ。
こういう日は誰にでもあると思います。
そこでふと、「思っていることを全部書き出してみよう」と思いました。
昔、中学時代に新聞配達をしていた頃、早朝の静かな時間にメモをつけていたことを思い出し、それを真似してみたのです。
ノートの1ページを開き、「今、不安に思っていること」とタイトルを書き、思いつくままに書き並べていく。
すると——書いているうちに、心の中の霧が少しずつ晴れていくような感覚がありました。
書き出すことで不安の正体が見えてきた
メモに書くと、頭の中が整理されます。不安が溜まったままだと、実際以上に大きく見えてしまうものです。
書いて客観的に見ると、「あれ、案外小さなことだったな」と気づくことが多いのです。
例えば今日書いたメモの一つに「老後の生活費が不安」というものがありました。これは私の長年のテーマでもあります。
しかし書き出したことで、
-
まずは何にいくら必要なのか把握してみよう
-
小さくても副収入になる方法を調べてみよう
-
健康であれば、働ける期間も伸びるはず
など、次にやるべきことが見えてきました。
不安というのは、ぼんやりしているからこそ怖いのだと気づきます。
メモは「未来の自分へのアドバイス帳」にもなる
書き出した不安を読み返してみると、「今の自分はこういうことで悩んでいるのか」と冷静に受け止められます。これは、まるで未来の自分が今の自分を見守っているような感覚です。
不安の中には、その日のうちに自然と解決してしまうものもあります。
翌朝読み返したときに「なんでこんなことで悩んでたんだろう」と思うこともあります。そんな自分に、ちょっと笑ってしまうことさえあります。
また、苦手だったことを乗り越えた経験——たとえば海外勤務の時、言葉の壁に挑んだように——その頃の自分を思い出すことで、「今の不安もきっと何とかなる」と励まされるような気持ちにもなりました。
歳を重ねた今だからこそ「メモ習慣」が効く理由
50代を過ぎると、若い頃よりも慎重になりますし、物事に対する心配も増えていきます。
でもその分、これまでの経験があるので、冷静に対処できる力も備わっています。
メモに書くという行為は、その力をうまく引き出してくれます。
-
言葉にすることで落ち着く
-
客観的に見られる
-
次にやることが見える
-
自分の強みを思い出せる
昔から「書くことは心の整理」と言われますが、シニア世代になるとその効果をより実感できる気がします。
明日も少し軽い気持ちで過ごせるために
今日のメモは、私にとって小さな“安心のタネ”になりました。
何かに追われるような気持ちがスッと消えて、午後には穏やかに過ごせました。
これからも、不安を感じたときはメモに頼ってみようと思います。
紙とペンさえあればできますし、お金もかかりません。もし同じように心がざわつくことがあれば、一度やってみてはいかがでしょうか。
きっと、「思っていたよりずっと気持ちが軽くなった」と感じられるはずです。

