年齢を重ねると、健康のありがたみをしみじみ感じるようになります。
私自身「これでいいのだ」とどこか構えてしまう一方で、やはり“今より少しは良くなりたい”という思いもあります。
今日は、私が日々の暮らしの中でふと気づいた「健康を見直す小さなきっかけ」について書いてみようと思います。
50代以上の方に、同じ景色を分かち合っていただけたら幸いです。
朝の散歩で感じた「小さな変化」の大切さ
最近、朝少しだけ早く起きて、家の周りをゆっくり歩いてみようと思い立ちました。
学生時代は新聞配達をしていたので、朝の空気はどこか懐かしさを運んできます。
歩き始めて気づいたのは、たった10分の散歩なのに、気分がずいぶん違うこと。
頭がスッと軽くなるような、ちょっとした心のリセットです。
以前は「運動はしっかりやらないと意味がない」と勝手に思い込んでいました。
でも今は、小さく続けられることの方がよほど大事だなと感じます。
たとえば、
・信号待ちで背筋を伸ばす
・買い物では遠回りのルートを選ぶ
・エレベーターより階段を「1階分だけ」使う
そんな些細なことが、積み重なれば思わぬ効果になるかもしれません。
食事を“ちゃんと味わう”という習慣
最近「早食いを少しやめてみよう」と思うきっかけがありました。
家族と外食した時、ゆっくり食べている子どもたちを見て、ふと「自分はどうしてこんなに慌てているんだろう」と気が付いたんです。
試しに味わいながら食べてみると、当たり前ですが、同じ料理でもずいぶんおいしく感じます。それに腹八分目で満足できるから、身体にも優しい。
難しいことはしません。
・一口食べたら箸を置く
・最初の三口だけでもゆっくり噛む
・飲み物を少し減らして味を感じる
そんな“ちょっとした工夫”が、健康を見直す入り口になっています。
身体よりも先に「心」を整えてみる
健康というと運動や食事に気を取られがちですが、私が一番気にしているのは 心のゆとり です。
仕事で慌ただしくしていると、つい自分のペースを見失います。
人見知りの私は無理に会話を広げようとして疲れてしまうことも多いのですが、インドネシアでの3年間の勤務で「怖がらず話してみると道が開ける」という経験をしました。
いま取り入れているのは、
・寝る前に今日の良かったことを一つ思い返す
・嫌なことは“反省して終わり”にする
・家族に「ありがとう」を丁寧に伝える
これだけでも心がふっと軽くなります。
心の軽さは、そのまま身体の軽さにもつながりますね。
旅行好きだからこそ気づく「健康が一番の旅支度」
私は旅行が好きで、家族との旅は大切な思い出ばかりです。
海外勤務の間にも、いろんな場所を訪れては「健康でよかった」と何度も感じました。
そして今、老後の人生設計を考える中で「元気に旅を続けるために、今日できることをやろう」と思っています。
無理な健康法ではなく、
・少し歩く
・よく噛む
・早く寝る
・家族に感謝する
そんな簡単なことで十分なんですよね。
積み重ねていけば、きっと大谷翔平選手を見にアメリカまで飛んでいける日が来るかもしれません。
まとめ:「今日の自分に“ひとつだけ”優しくしてみる」
健康は、一気に手に入るものではありません。
でも、今日の自分にひとつだけ優しくすることはできます。
散歩でも、ゆっくりした食事でも、心の整理でもなんでもいい。
続けられる小さなきっかけを積み上げれば、気づいたときには身体も心も軽くなっているはずです。
これからも「これでいいのだ」と言いながら、少しずつ自分を良い方へ導いていきたいと思います。

