先日、NHKで放送された知的探求フロンティア「認知症 克服のカギ」という番組を観ました。
タモリさんや山中伸弥先生が出演していて、
認知症研究の最前線をわかりやすく紹介してくれる内容でした。
私は普段から睡眠に悩みがあり、とくに「中途覚醒」や「早朝覚醒」でぐっすり眠れないことが多いので、番組で語られていた「睡眠と認知症の関係」がとても気になりました。
今回は、その番組を観て感じたことをまとめたいと思います。
驚いたのは「認知症は治らない病気ではない」という希望
番組を観てまず驚いたのは、「認知症=治らない」というイメージが少しずつ変わりつつあるということでした。
タモリさんが「希望を持てる病気だ」と話していたのも印象的で、正直ほっとしました。
私も家族や友人が歳を重ねていく中で、もしもの時にどう支え合えるかを考えることが増えています。
研究が進めば、これまで諦めていた部分に光が差すかもしれない、と感じました。
遺伝子や家族性アルツハイマーの研究に驚き
山中先生が紹介していた「APOE遺伝子」の研究や、吉岡里帆さんが話していたように「家族性アルツハイマー病」の事例も衝撃でした。
番組では、遺伝子によって認知症のなりやすさが変わること、そして長い年月をかけて研究に協力している家族がいることが紹介されていました。
私は専門家ではないので難しい話もありましたが、「誰かの協力で未来の治療や予防につながる」という点に深い感銘を受けました。
「睡眠」が脳を守るという大切な学び
番組の中で特に心に残ったのが、「睡眠が脳の老廃物を洗い流す役割をしている」という説明でした。
実は私は夜中に目が覚めたり、早朝に眠りが浅くなったりする「中途覚醒」や「早朝覚醒」に悩んでいます。
以前から「眠りが浅いと体に良くない」とは感じていましたが、それが「認知症のリスク」にも関わると知って、ますます意識するようになりました。
タモリさんが「昨日は10時間寝た」と笑いながら話していたのを観て、羨ましいと同時に「私も少しでも睡眠を整えよう」と思いました。
番組で学んだ認知症予防のヒント
番組では「認知症を防ぐカギは人によって違う」という話もありました。
たしかに、体質や生活習慣は人それぞれです。けれど共通して役立ちそうなこともありました。
私が取り入れてみようと思ったのは以下のことです。
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睡眠の質を高める(寝る前にスマホを見ない、軽いストレッチをする)
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適度な運動を毎日続ける(ウォーキングやラジオ体操)
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好奇心を持って新しいことを学ぶ(読書や趣味の旅行の計画)
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家族や友人との会話を大切にする
どれも特別なことではありませんが、「今日からできること」ばかりです。
番組の中でも「予防は早く始めるほど効果がある」と語られていたので、今からでも遅くないと感じました。
高齢者が犬を飼う事のメリット
犬を飼っている高齢者は飼っていない高齢者と比べて、要介護認知症発症リスクが40%低くなっているという事も驚きでした。
犬の散歩を通じた運動不足解消、犬を介したご近所とのコミュニケーションを通じて孤独感も解消され認知症リスク低減につながるようです。
認知症は「一人の問題」ではない
吉岡さんが「認知症は家族や周囲にとっても深刻な病気」と話していましたが、本当にその通りだと思います
自分がもしなったら…だけでなく、家族や大切な人がなった場合の心構えも必要です。
番組で紹介されていた「シルバー川柳」のように、時には笑いを交えて向き合う姿勢も大切だなと感じました。
私なりの前向きな結論
番組を観終わったあと、「認知症は怖い病気」という気持ちが少し和らぎました。
もちろん油断はできませんが、「予防のカギは生活の中にある」と思えるようになったのは大きな収穫です。
これからは「睡眠の改善」を第一歩にして、無理のない範囲で生活習慣を整えていこうと思います。
健康でいることは、自分だけでなく家族への感謝の形でもあります。
今日から少しずつでもできることを積み重ねて、将来「これでいいのだ」と笑って過ごせるようにしたいですね。