介護施設を見学するのは、多くの人にとって初めての経験だと思います。
実際に足を運んでみると、安心できることもあれば、不安に感じることもありました。
今回はその体験をまとめ、同じように迷っている方の参考になればと思います。
見学を決意したきっかけ
両親の年齢を考えると、これからの暮らし方を考える必要があります。
「まだ元気だから大丈夫」と思いたい反面、いざという時に慌てたくない。
そんな気持ちから、思い切って介護施設を見学してみようと決めました。
見学に行く前は、「本当に必要なのだろうか?」と迷いもありました。
しかし、施設を知っておくことは、将来の安心につながるはず。
家族と話し合いながら、まずは第一歩を踏み出しました。
施設に入った瞬間の印象
最初に感じたのは、施設内の明るさでした。
広い窓から光が差し込み、清潔で落ち着いた雰囲気。
スタッフの方が笑顔で迎えてくださり、少し緊張していた気持ちも和らぎました。
入居者の方々も穏やかに過ごしており、「ここなら安心できそうだ」と思えました。
ただ、建物や設備だけでなく、そこで働く人の雰囲気がとても大切なのだと実感しました。
安心できたポイント
実際に説明を受けてみると、介護施設にはいろいろな仕組みがあることがわかりました。
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食事は管理栄養士がメニューを考えている
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夜間もスタッフが常駐している
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医療機関と連携している
特に「夜間も見守ってくれる」という点には安心感を覚えました。
家族だけでは対応が難しい部分をサポートしてもらえることに、心強さを感じました。
少し不安に感じたこと
一方で、不安に感じたこともありました。
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費用がどれくらいかかるのか
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本人が環境に馴染めるのか
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家族がどれくらい面会できるのか
パンフレットには料金が載っていますが、追加費用がかかる場合もあるそうです。
また、生活のリズムが合わなかったらどうしよう…という思いも頭をよぎりました。
見学だけではすべてを把握できないのが正直なところでした。
見学を通じて学んだこと
介護施設を見学して感じたのは、「事前に動くことの大切さ」です。
元気なうちに見学しておけば、冷静に判断できます。
また、施設によって雰囲気やサービスが違うので、複数の施設を見比べることも必要だとわかりました。
家族ともっと話し合い、他の施設も見学してみようと思いました。
前向きな気持ちで次の一歩へ
介護施設の見学は、不安をゼロにするためのものではありません。
安心できる部分と、心配な部分の両方を知ることが大切だと感じました。
今回の経験で、「介護施設は特別な場所」ではなく、暮らしの選択肢のひとつだと捉えられるようになりました。
これからも情報を集めながら、家族にとって最適な道を探していきたいと思います。
「これでいいのだ」と思える選択ができるように、焦らず準備していこうと思います。