今日は朝起きた瞬間から、身体が重く、どうにもやる気が出ない日でした。
そんな自分を少し責めそうになりましたが、「休むのも仕事だ」と思い直すことにしました。
50代に入ってから、無理がきかなくなったと感じることも増えました。
でも、それは悪いことではなく、身体が教えてくれている大切なサインなんだと気づきました。
休めない自分に気づいた朝
目が覚めても布団から出られない日…誰にでもあると思います。
若い頃なら「気合いが足りない」と叱咤したかもしれません。
でも今は違います。30年以上働き続けてきた身体と心を、もっと労わる必要があると感じます。
真面目な性格だと、どうしても休むことに罪悪感を持ってしまいます。
「自分だけラクしていいのか」とか「周りに迷惑かけてしまうのでは」とか。
でも、身体が発するSOSを無視してしまうと、結局あとで大きなツケとなって返ってきます。
振り返れば、無理をしたときほど体調を崩したり、判断ミスをして苦しんだこともありました。
だからこそ、立ち止まって深呼吸する時間を、自分に許してあげたいと思うようになりました。
何もしない時間の価値
朝食をとり、熱いコーヒーを飲みながら、ぼーっと窓の外を眺めました。
通勤中の人たちが忙しそうに歩く姿を見て、焦る気持ちが湧き上がりながらも、「今日は休む日でいい」と言い聞かせました。
何もしない時間って、実は贅沢なことですよね。
スマホやテレビに頼らず、ただ自分の気持ちを感じる。すると、普段気づかなかった小さな疲れに気づくことがあります。
そんな時間のなかで、「自分はよく頑張っている」と思えるようになりました。
自分で自分を褒めてあげること、これも大事な習慣になりそうです。
過去の経験が教えてくれたこと
私はかつて海外勤務を経験しました。
言葉も文化も違うインドネシアで、毎日が緊張と挑戦の連続でした。
慣れるまでは休むことが怖くて、気が張り詰めた状態が続きました。
でも、勇気を出して一息つくと、不思議とまわりの景色が見えるようになり、人との会話も少しずつ楽しめるようになりました。
休むことで余裕が生まれ、また前に進むための力が湧いてくることを、そのとき体験しました。
今になって、その教えをまた思い出したのです。「怖がらず休む。焦らず休む。」
シニア世代だからこそ休み上手に
50代以降になると、体力だけでなく心の疲れも溜まりやすくなります。
でも、それは弱くなったのではなく、経験を積んだからこそ見えるものが増えた証拠だと思います。
私はこれから、「休む日」を手帳にしっかり書き込む習慣を作りたいと思っています。
休むことを予定にしてしまえば、罪悪感も薄れますよね。
そして、休む日の過ごし方も無理をしない。頑張って遊ぶのも疲れてしまいますから、家でゆったりするのも立派な休み方です。
同じ世代の方にも、ぜひ自分の身体と心の声を聞いてほしい。
私たちはまだまだこれからの人生を楽しめる年代です。
一度きりの人生、自分らしく生きるためにも「休む勇気」を持ち続けたいと思います。
未来の自分のために休む
これからの目標は、健康で旅をしながら暮らすこと。
そのためにも、今から身体を大切にしたい。休みは贅沢ではなく、未来への投資です。
例えば、少し散歩して自然を感じる。好きな音楽や映画で心を満たす。
家族との時間を楽しむ。
無理をしなくても、小さな幸せは見つけられます。
休むことで「また頑張ろう」と思える日が来ます。
それでいいんです。これでいいのだ、と今日も心の中でつぶやきました。
明日の自分が笑顔でいられるように。そんな気持ちで過ごせた朝でした。

