朝、目が覚めたときに感じる「今日も元気でいられる」という実感。
若い頃には当たり前のことでしたが、50代を過ぎた今では、それがどれほどありがたいことかを日々感じます。
忙しい毎日の中で、つい見落としがちな「健康のありがたさ」を改めてかみしめながら、今日も前を向いていこうと思います。
小さな「当たり前」ほど、ありがたいものはない
昔は、少々の無理をしても体がついてきてくれました。夜更かししても翌日には元気に仕事へ行けたものです。
ところが最近は、少しの疲れが翌日に残ったり、風邪を引くと治るまで時間がかかったりします。そんな変化に戸惑うこともありますが、同時に「自分の体が今日も動いてくれる」ことに感謝の気持ちが湧いてきます。
先日、通勤途中に見かけた小学生の笑顔を見て、「あぁ、こうして普通に歩けるだけでも幸せだな」と思いました。
健康でいられるというのは、決して当たり前ではありません。だからこそ、日々の何気ない瞬間を大切にしていきたいですね。
健康でいるために「無理をしない勇気」
若い頃は「頑張ること」が正義でした。多少の無理をしてでも、仕事をこなすことに価値を感じていました。
しかし、年齢を重ねると、「頑張りすぎないこと」も大切だと気づきます。
私は最近、「無理をしない勇気」を持つようにしています。
例えば、体調がすぐれない日は、思い切って早めに休む。休日には予定を詰めすぎず、自然の中でぼんやり過ごす。
そうした小さな心がけが、結果的に心と体の健康を守ってくれるのだと思います。
「まだまだやれる」と思う気持ちは大事ですが、「今日は休もう」という判断もまた、人生を長く楽しむために必要な知恵かもしれません。
家族と過ごせる日々に感謝
これまでの人生を振り返ると、仕事に追われて家族とゆっくり話す時間が少なかった時期もありました。
単身赴任中は、電話やビデオ通話でしか家族と話せず、寂しさを感じることも多かったです。
だからこそ、家族と同じ時間を過ごせるとき、心から感謝しています。
一緒に食卓を囲んで他愛もない話をしたり、休日に散歩へ出かけたり。そんな時間が、何よりの「心の栄養」になっています。
最近では子供たちと一緒に映画を観ることも楽しみの一つです。
作品を通して感じたことを語り合うと、「もうこんなに大人になったのか」と嬉しくもあり、ちょっと切なくもなります。
感謝の気持ちが心を穏やかにする
感謝の気持ちは、不思議と心を穏やかにしてくれます。
イライラする出来事があっても、「まあ、生きているだけでありがたい」と思えると、自然と気持ちが落ち着くものです。
たとえば、天気が悪くても「雨が降るからこそ植物が元気になる」と考えたり、体調が少し悪い日も「体が休みを欲しがっているサイン」と受け止めたり。
そうした“前向きな解釈”を積み重ねることで、日常が少しずつ穏やかになっていくように感じます。
感謝を言葉にすることも大切です。
「ありがとう」と声に出すことで、自分の気持ちが整理され、周りの人との関係もより良くなる。小さな一言ですが、人生を豊かにする魔法のような言葉ですね。
明日も笑顔で「これでいいのだ」
私の好きな言葉に「これでいいのだ」があります。
完璧じゃなくてもいい。思い通りにいかなくてもいい。
そう思うことで、肩の力が抜けて、毎日が少し軽くなります。
人生には失敗も後悔もありますが、それも含めて自分の物語。
大切なのは、「今日も元気で生きている」ことそのものです。
これからも、健康に気をつけながら、無理せず、自分らしく過ごしていきたいと思います。
明日の朝も、目が覚めたらまず「今日もありがとう」と心の中でつぶやきたいですね。
まとめ:感謝の積み重ねが幸せをつくる
「今日も元気でいられることに感謝」。
それは、特別な出来事ではなく、日常の中にこそある幸せの証です。
これから先も、健康に気をつけながら、好きな旅を楽しみ、家族と笑い合い、心豊かに生きていけたら――それが何よりの喜びです。
小さな感謝を積み重ねながら、「これでいいのだ」と笑顔で過ごす毎日を大切にしていきたいと思います。

