最近、「もうこの年齢だから今さら変わらない」「今から始めても遅い」といった言葉を耳にすることが増えた気がします。
自分自身も、ふと同じようなことを考えてしまう瞬間があります。
ただ、日々の生活やこれまでの経験を振り返ってみると、どうもそう言い切れないなと思うようになりました。
今日はそんな気持ちを書いてみようと思います。
50代を過ぎて感じる「立ち止まる気持ち」
50代を過ぎると、体力や記憶力の変化を感じる場面が増えてきます。
若い頃のように無理がきかなくなり、「このままでいいのかな」と考えることもあります。
仕事でも家庭でも、ある程度の形ができている分、新しいことに踏み出すのが怖くなるのも正直なところです。
ただ、立ち止まって考えてみると、これまでだって失敗や遠回りばかりでした。
それでも何とかやってこられたのは、完璧を目指さず「これでいいのだ」と自分に言い聞かせてきたからだと思います。
小さな再スタートは日常に転がっている
再スタートというと、大きな挑戦を想像しがちですが、実はもっと身近なところにある気がします。
たとえば、朝少し早く起きて散歩してみようと思うこと。気になっていた本を一冊読んでみようと思うこと。これも立派な再スタートです。
過去を振り返れば、初めての仕事や慣れない環境でも、怖がりながら一歩踏み出してきました。
その積み重ねが今につながっています。
今からでも同じように、小さな一歩を踏み出してみようと思っています。
年齢を重ねたからこそできること
若い頃は勢いだけで動いていましたが、今は経験があります。
失敗したときの痛みも、反省の仕方も知っています。
だからこそ、無理をせず、自分のペースで再スタートできるのではないでしょうか。
たとえば、新しい収入の形を考えるにしても、急に大きく稼ごうとするのではなく、少しずつ学びながら進めばいい。
健康や家族との時間を大切にしながら取り組めるのは、今の年代ならではだと思います。
再スタートは「こうしてみよう」から始める
「やらなければならない」と思うと重くなりますが、「こうしてみようかな」と考えると気持ちが楽になります。
完璧な計画は必要ありません。まずは興味を持つこと、試してみること。それだけで十分です。
これまでの人生で、何度もつまずいてきました。
それでも繰り返さないよう反省し、また前を向いてきました。
再スタートも同じで、うまくいかなければ修正すればいいだけだと思っています。
今日がいちばん若い日だと思って
「もう遅い」と感じたときが、実は一番の始めどきなのかもしれません。
何歳であっても、今日がこれからの人生でいちばん若い日です。
そう考えると、少し気持ちが軽くなります。
これからも健康を大切にしながら、楽しめることを一つずつ増やしていきたい。
再スタートに遅すぎることはないと信じて、明日もまた一歩踏み出してみようと思います。
