最近、日々の暮らしの中で「ちょっと気分を整えたいな」と思うことが増えてきました。そんな時にふと目に留まったのが“アロマの香り”。
昔はあまり意識したことがありませんでしたが、シニアの年代に差しかかった今だからこそ、香りの力をうまく取り入れてみるのも良いのではないかと思い、少しずつ試してみることにしました。
今回は、その気づきや体験を日記としてまとめてみました。
好きな香りが見つかると気持ちが軽くなる
ある日、買い物のついでにアロマコーナーが目に入り、いろんな香りが試せるようになっていました。
普段は通り過ぎるところですが、その日はなぜか気になって手にとってみたんです。
柑橘系、ラベンダー、ヒノキのようなウッディ系……試しているうちに、自分が意外と「落ち着く香り」が好きなのだと気づきました。
特にヒノキの香りには、どこか懐かしさというか、故郷で過ごした静かな時間を思い出させる安心感があります。
香りは目に見えないのに、気持ちがふっと軽くなるのが面白いところですね。
朝にひと吹き「リセットの香り」を
アロマといっても難しいことをする必要はありません。
たとえば朝、出かける前にスプレータイプのアロマを軽くひと吹き。
それだけで、頭が切り替わりやすくなるような感覚があります。
新聞配達をしていた学生の頃、早朝の空気はいつも気持ちを整えてくれる時間でした。
あの時の清々しさを思い出すような香りを生活に取り込めたら、毎日がもう少し快適になるのではないかと思っています。
簡単なことですが、こうした小さな習慣が生活の質をゆっくり底上げしてくれるような気がします。
夜は優しい香りで「ゆっくり休む準備」を
年齢を重ねると、眠りの質が気になることもあります。
私自身、忙しい日が続くとつい頭の中がぐるぐるして、寝つきが悪くなることも。
そこで、夜はラベンダーのような柔らかい香りを枕元に置いてみようかと思っています。アロマストーンに数滴垂らすだけでいいと聞き、それなら手軽で続けられそうです。
香りに頼り切るわけではありませんが、「今日はゆっくり休もう」という気持ちのスイッチにはなってくれそうです。
ストレスが積もりやすい年代だからこそ
50代を過ぎると、仕事のこと、家のこと、これからの人生のこと…考えることが多くなります。私も老後の人生設計を考えることが増えてきました。
そんな中で、香りにふっと救われる瞬間もあるんじゃないかと思うようになりました。
特にシニア世代は、無理なく続けられるリフレッシュ方法があると心が楽になります。
アロマは、道具も知識もほとんどいりません。
自分のペースで、好きな香りを見つけるだけ。
それが思った以上に、心の休憩になる気がします。
香りを旅に持ち出してみたい
旅行が好きで、いろんな場所に行ってきました。
これからも元気なうちは、まだまだ新しい景色を見たいと思っています。
そんな旅のお供として、小さなアロマスプレーを持って行くのもいいのではないか…と最近考えています。
ホテルの部屋でお気に入りの香りを使えば、どこにいても自分のペースに戻れるような気がするからです。
香りは記憶と結びつくと言いますが、旅の思い出にも優しく寄り添ってくれそうですね。
無理なく続く「小さな楽しみ」を増やしていく
好きな香りをひとつ暮らしに取り入れるだけで、気持ちが落ち着いたり、前向きになれたり。
そんな変化が毎日少しずつ積み重なれば、きっと生活はもっと楽しくなるはずです。
これからも「これでいいのだ」の気持ちで、自分に合った香りをゆっくり探していこうと思います。
みなさんも、もし気になったら、ぜひ一度香りを試してみてください。
きっと新しい発見があるはずです。

