朝の散歩を少しずつ続けてみたところ、自分でも意外なほどいろいろな変化に気づきました。
若いころなら何気なく歩いていた道でも、50代を過ぎてからの散歩は、気づきの宝庫のように感じます。
今日は、その中でも特に実感したことをまとめてみました。
同じ世代の方が「明日の朝、ちょっと歩いてみようかな」と思えるような内容にできれば幸いです。
歩き始めてわかった「朝の静けさ」のありがたさ
朝の散歩を続けていると、まず感じるのは「静けさ」の心地よさです。
車の音も少なく、聞こえてくるのは風の音や鳥の声。
こんなに自然の音が豊かだったのかと、あらためて気づかされます。
私は普段、仕事の都合でバタバタした時間が多いのですが、朝だけは自分のペースで歩ける贅沢な時間になります。
「今日はどんな一日になるだろう」と落ち着いて考えられるのも、この静けさのおかげだと思います。
これが続くと精神的にも不思議と落ち着き、気持ちの切り替えがしやすくなる感覚があります。
体のこわばりがほぐれて「動ける身体」になる
年齢を重ねると、朝起きたときに体が少し重く感じることがあります。
ところが散歩を習慣にしてみると、歩き終わったころには肩や腰がスッと軽くなるのを感じます。
ゆっくり歩いているだけですが、足の裏が地面を踏む感覚、腕を振るリズム、呼吸の深さが少しずつ整ってきます。
まるで体が「今日は動く準備ができましたよ」と教えてくれているようです。
無理な運動は続きませんが、散歩なら気負わずに続けられそうだと感じました。
「ああ、まだこんなに季節を楽しめるんだ」と思えた
散歩をしていると、季節の移り変わりに敏感になります。
朝の空気の冷たさや、道ばたの小さな花、少しずつ色づく木々。
若いころは気にもとめなかった景色に、今はつい足を止めてしまいます。
特に印象的だったのは、ある日ふと見えた朝日。
日常の何気ない瞬間ですが、「今日も一日が始まるんだ」と自然に気持ちが整いました。こうした小さな発見が、思っていた以上に日々の楽しみに変わっていきます。
気持ちが前向きになり、1日のリズムが整う
散歩を始めてもう一つ感じたのは、「気持ちが前向きになる」という変化です。
歩いていると頭の中がリセットされ、仕事のことや家のことも冷静に考えられるようになります。
私自身、人見知りな性格ですが、朝の散歩中に近所の方と軽くあいさつを交わせるようになり、それだけでも気分が明るくなるものだと実感しました。
「人とのつながりって意外と大事だな」と思わせてくれる小さな出来事です。
これからの人生をゆっくり考えられる時間になる
50代を過ぎると、これからの人生をどう過ごすか考える時間が増えます。
散歩はその整理にもぴったりで、「老後はどんなふうに暮らしたいか」「どんな働き方ができるか」など、落ち着いた気持ちで考えられます。
私も「健康で旅をしながら必要なお金を得たい」という思いがあるのですが、そのために今できることをゆっくり考える時間として散歩はちょうどいいと感じています。
明日の朝、5分だけ歩いてみたくなる締めくくり
朝の散歩はたいそうなことをする必要はありません。
最初は5分でも十分です。歩いてみると、景色や空気、身体の軽さなど、思いがけない気づきがあるはずです。
習慣になれば、健康だけでなく心の余裕にもつながると感じています。
もしよければ、明日の朝、家の近くを少し歩いてみませんか。
きっと小さな変化があなたを待っているはずです。

