「歩くことは人間にとって最良の薬である」
これは古代ギリシャの医師、ヒポクラテスの言葉だそうです。
薬でもなく、特別な道具でもなく、「歩くこと」。
このシンプルさに、私は妙に心を打たれました。
50代後半になり、体のあちこちが気になり始める世代。
健康診断の数値に一喜一憂し、「これからの人生をどう過ごすか」を真剣に考える時期でもあります。
歩くことはお金もかからず、今すぐできる。
そして何より、続けやすい。
そんな「最良の薬」について考えてみたいと思います。
なぜ「歩くこと」が最良の薬なのか
歩くことの良さは、特別な才能がいらないことです。
運動が苦手でも、若くなくても、自分のペースでできる。
これが大きな魅力です。
例えば、1日20分ほど近所を歩くだけでも、体は確実に目を覚まします。
血の巡りがよくなり、体がポカポカしてくる。
夜もぐっすり眠れるようになるかもしれません。
激しい運動はハードルが高いですが、
歩くことなら「今日は5分だけでも」と気軽に始められます。
私は真面目な性格?なので、つい完璧を目指してしまいがちですが、ここは「これでいいのだ」と肩の力を抜いて続けてみようと思います。
小さな積み重ねこそ、体への一番の近道なのかもしれません。
体だけでなく、心にも効く理由
歩く効果は、体だけではないようです。
外の空気を吸い、空を見上げるだけで、気持ちが少し軽くなります。
仕事や家庭のことで考え込んでいるときでも、歩いているうちに頭の中が整理されることがあります。
これは不思議ですが、実感している方も多いのではないでしょうか。
私もこれからの老後設計を考えることがあります。
お金のこと、働き方のこと、家族との時間。机に向かって考えていると不安が膨らみますが、歩きながらだと「まあ、何とかなるか」と前向きになれる気がします。
歩くことは、心の換気のようなもの。溜まったモヤモヤを、そっと外へ出してくれる存在だと思うのです。
50代からの歩き方のコツ
とはいえ、無理は禁物です。
若い頃と同じ感覚で歩こうとすると、ひざや腰を痛めかねません。
まずは姿勢を正して、背筋を伸ばすことから始めると良いと思います。
歩幅を少し広めに、腕を軽く振る。それだけで運動量はぐっと変わるそうです。
また、「毎日やらなければ」と自分を追い込まないことも大切です。
雨の日は休む。疲れている日は短くする。
続けるコツは、完璧を求めないことだと感じています。
さらに、季節を感じながら歩くのも楽しみの一つです。
春のやわらかな風、夏の青空、秋の落ち葉、冬の澄んだ空気。
歩くことは、ちょっとした旅のようでもあります。
旅行が好きな私にとって、近所の散歩も小さな冒険にしていきたいと思っています。
歩くことが未来を変える
大げさかもしれませんが、歩くことは未来への投資だと思います。
健康でいられれば、やりたいことができる。
行きたい場所へ行ける。家族との時間も、より長く楽しめる。
私は「健康で楽しく生きる」ことを人生の目標にしています。
そのために、特別なことをするよりも、毎日の一歩を大切にしたい。
もし明日、大きな夢がかなわなくても、今日の散歩はきっと裏切りません。
一歩一歩が、自分の体と心を整えてくれる。
明日はいつもより10分早く家を出て、少し遠回りしてみようと思います。
それだけで、人生は少し豊かになる気がするのです。
歩くことは、最良の薬。
まずは今日の一歩から、一緒に始めてみませんか。
