新卒を対象とした就職活動は、
求人のほうが絶対的にに
多いといいますが、
それは事実なのでしょうか。
大学生の就職活動では、
新卒者の人数に対して、
企業のほうが圧倒的に
多くなっているとされています。
かつて、バブル社会以後の
日本は求人倍率が伸びず、
大学を卒業しても働き口が
見つからないという状況に
なっていましたが、
現在はその時とは全く状況が
変わっています。
トータルで数字を見た時には、
採用率は高くはなるのですが、
希望の企業がどうしても少ない大手に
集まりやすいので、入りたい企業に
入社できないという学生が少なくありません。
つまり、こういった人気企業の場合は、
新卒採用はいまだに非常に狭き門で
あるのは昔も今も変わらない状況なのです。
日本国内で見た時の採用倍率は
学生にとって良くはなっていますが、
人気企業については、生き残りは
困難になっています。
学生にとっては、自分が希望したい
企業で働けるかが大事ですから、
そういう意味では内定獲得は
とても難しくなるわけです。
そして、中小企業への採用を
希望しない学生が多いという現状は、
中小企業の人手不足に拍車を
かけることになります。
この結果、中小企業は新卒の学生を
採用することができず、
大企業は応募者が殺到するという
いびつな構図ができあがります。
つきたい仕事につくためには、
学生側の立場としても、熾烈な競争を
突破しなければならないという状況です。
新卒で自分の希望する会社に
就職するためには、やはり早い時期から
企業研究をしっかり行い、
間違いのない就職活動をしたいものです。
