かつては仕事の選択肢は
限られていましたが、
現代ではほとんど
どんな仕事に対しても門戸は
開かれています。
かつては、仕事内容も選べる
選択肢はとても少なく、
希望する職種につける人は
ごく稀でした。
今では、正社員として
働かなくても収入が確保
できるようになったり、
自分の望む働き方が可能なため、
選択肢は無数にあります。
ですが、選択肢がたくさん
あったほうがいいのかというと
幸福感や達成感を感じる仕事には
就けていない人も少なくありません。
選択肢がたくさんあれば
正しい答えにたどり着くとは
限らないことが、
現代の矛盾であるとも言えるでしょう。
自分の中にどんな希望が
根差しているのか、
きちんとくみ取れないと
誤った選択をしてしまいます。
自分以外の人がどんな選択をして、
どんな人生を歩んでいるかは、
インターネットを介して
わかるような時代になっています。
綺麗に飾り立てた、
一瞬の輝きを切り取った
情報であれば話題になりやすく、
多くの人の目に触れます。
自分の実情とネットに
公開されている生活の一部を比べて、
落ち込んでしまうような人もいます。
現在の暮らしに
満足できていないような人は、
ネット上の充実した
人生ぶりを目の当たりにして、
自己否定感を高めることもあります。
他人の人生のいいところを垣間見て、
自分と比べてしまうことで、
仕事の選択に失敗したかもという
考えに陥る人もいます。
仕事を選択する際には、
世の人達の考えばかりに
目を向けすぎず、
自分の価値基準で
判断できるようにしましょう。